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乳歯について

歯がないこども

子どもが初めて歯が生えてくる時期は、だいたい生後7か月のころに小さな下の前歯が生えてきます。歯が生える時期には個人差があり、乳歯の場合、平均から3か月程度前後することは正常の範囲です。

乳歯は生えてくる本数が永久歯より少ないのです。
永久歯は通常は28本で、親知らずも含めれば32本生えてきます。
しかし、乳歯は全部で20本しか生えてきません。
子どもは大人よりも口の中が小さいために本数が少ないのです。

乳歯と永久歯の違い

乳歯と永久歯には構造上の違いもあります。歯は最も外側がエナメル質になっており、その下は象牙質で覆われています。乳歯は永久歯と比べて、エナメル質と象牙質が薄く、虫歯になるのが早いです。そのため乳歯は入念な歯のお手入れが必要になります。

生え変わりでお困りなときは歯医者さんへ

歯が生え変わるときは、乳歯がぐらぐらとしてきます。通常は基本的に様子を見て大丈夫なケースが多いのですが、もし次のようにうまくいかない場合は歯医者さんにご相談ください。

乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた
通常は乳歯の歯根が溶かされて抜け、そのあとに永久歯が生えてきます。しかし永久歯の位置がずれているような場合は、乳歯が残ったまま永久歯が横から生えてくることがあります。
乳歯が全くグラグラしてこない
骨の中で永久歯がずれてしまっていることがあります。その時は、歯医者さんで乳歯を抜歯をしてもらう必要があります。
乳歯の早期喪失
大きな虫歯によって、自然に抜ける時期よりも早く、乳歯を抜かなければならないことがあります。抜けたまま長期間放置していると、後らか生えるはずの永久歯の生える隙間がなくなってしまうことがあります。そのような場合は歯科医にご相談ください。
抜けた部分から永久歯が生えてこない
歯が抜けてからなかなか永久歯が突き出てこない場合があります。何ヶ月経っても永久歯が出てこない場合には歯茎の中で埋まっている時もありますので念のためレントゲンを撮って確認したほうがよいでしょう。
生え変わるべき時期を過ぎても抜けない
生え変わりの年齢を大きく過ぎても抜けないときは、先天的に永久歯がないこともありますので、レントゲンを撮って確認をしてもらってください。
6歳臼歯の虫歯
乳歯の段階では「第一大臼歯」はありませんが、永久歯への生え変わりで6歳頃に生えてくることが多いことから「6歳臼歯」とも呼ばれています。奥歯で磨きにくいことから永久歯で最初に虫歯になりやすい歯です。虫歯にならないための予防や虫歯になったら早期の治療が必要です。

乳歯が抜けそうなのに抜けなくて苦痛なときやトラブルがありましたら、まずはあおやぎ歯科にご相談ください。お子様の歯の状態を見てから適切に判断いたします。

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